舞台

乃木坂46 筒井あやめ『目頭を押さえた』予習のための情報をまとめました。

目頭を抑えたポスター写真

筒井あやめ 初の外部舞台に出演

筒井あやめが、秋田汐梨とともにWヒロインを務める舞台『目頭を押さえた』の情報が発表されました。

単独での出演では初舞台となる「PARCO STAGE」パルステでの上演情報をまとめました。

また作品への理解が深まるように情報をできるだけ詳細に収集しました。

 

作品は『目頭を押さえた』

作品の題名に深い意味

「目頭をおさえる」とは本来、深い悲しみや喜びなどの感情により溢れそうになった涙をおさえる、またはそれを誘引しそうなほどの感情の急激な変化を意味しています。

しかしこの作品のタイトルである『目頭を押さえた』には、全く別の行為を伴う特別な意味が存在します。

この作品の舞台となる過疎の山間地区はもともと林業を生業とする集落で、良質の節のない木材を育成するために「枝打ち」といって、生枝の除去を行うのですが、高木に登るなど危険を伴う作業で、落下して死亡することもある命がけの仕事であるといいます。高所からの落下で死亡した人はショックで眼球が飛び出していることも多く、死化粧を施すときには、その飛び出した眼球をもとに戻してあげなければならなく、そのことを「目頭をおさえる」と呼んでいて、その行為がこの作品の題名の本来意味するところです。

筒井あやめと秋田汐梨のWヒロインの画像

 

登場人物

この作品のヒロイン2人

杉山遼-筒井あやめ(乃木坂46)

中谷修子-秋田汐梨

ヒロイン2人は従姉妹同士でともに高校3年生、幼い頃からお互いによく知っていて仲がよく、修子(秋田汐梨)の父、元が遼(筒井あやめ)の母、鈴の兄という親戚関係になります。

遼の母、鈴が亡くなり杉山一家は、鈴の故郷で、中谷一家が暮らす「人見村」に移住することになる。

遼は母の形見のアナログ一眼レフで村の風景や人々を撮影し、その才能は写真展に入選するなど広く認められている。高校でも写真部で活動している。

二人は高校卒業後、ともに地元の短大に通う成り行きと思われていたが、写真の技術を更に深めたい遼は東京の芸術系の大学に進学することを決意する。

こうした気持ちの変化と同時に、遼と修子の間にすれ違いがはじまる。写真部の顧問で修子が密かに思いを寄せる坂本も巻き込んで、複雑な感情の交差が少女たちの関係に生じた亀裂を一層大きくしてしまう事態へと進んでいってしまう。

写真部顧問 坂本: 林翔太

中谷家: 父・元(梶原善/山中崇)、妻・史子(枝元萌)、娘・修子、小学4年の長男・一平(大西由馬)

杉山家: 父・馨(山中崇/梶原善)、 娘・遼

遼の家庭教師: 橋爪未萠里

作品の舞台となる「人見村」では伝統的風習として、死者の葬儀をは林業従事者が「年行司」として持ち回りで担っていた。

年行司とはいうものの、この地区では林業従事者は中谷家だけとなってしまい、必然的にこの年行司を引き続き務めている。

その中谷(修子の父)と小さな葬儀屋を開業し、冠婚コンサルタントという形式をこの村に持ち込んだ杉山(遼の父)との対立の構図もこの作品の大きな屋台骨ともなっている。

また祭礼的な葬儀を執り行う“喪屋(むや)”と呼ばれる小屋もこの舞台の重要な鍵となってくる。

※それぞれの父親役に関しては、具体的な配役が明らかにされていため両氏のどちらかがまだわかっていないために名前をそれぞれ併記してあります。場合によっては配役が上演期間中に入れ替わる可能性も残されています。

 

 



PARCO STAGE『目頭を押さえた』

公演情報

東京公演

東京芸術劇場 シアターイースト

2021年6月4日(金) ~ 2021年7月4日(日)

大阪公演

大阪 サンケイホールブリーゼ

2021年7月6日(火) ~ 2021年7月7日(水)

 

『目頭を押さえた』出演者

筒井あやめ

筒井あやめのプロフィールからの画像
出典元:乃木坂46公式サイト

杉山遼役

2004年6月8日生まれ、愛知県出身。乃木坂46の4期生。現役メンバーでは最年少。加入後間もない25枚目シングル『夜明けまで強がらなくていい』では4期生の遠藤さくら、賀喜遥香とともにフロントセンターサイドに立つ。乃木坂46 4期生の初舞台『3人のプリンシパル』では、メンバー11人によるオーディション形式の1部と、観客の投票により選ばれた3人の選出者による本舞台というシビアな状況のなかで「ロミオ」「ジュリエット」「それ以外全部」の3役制覇を成し遂げる。この三役制覇は4期生公演においては早川と筒井のみであった。筒井あやめの魅力は純粋な少女の面影と、大人の女性のフェミニンさを同時に放つところにあり、ピュアな少女の中に大人の女性の色気を感じさせという不思議さが武器となっている。

秋田汐梨

秋田汐梨のセブンティーンからの画像

出典元:ST channel by seventeen

中谷修子役

2003年3月19日、京都府生まれ。
第19回ニコラモデルオーディションでグランプリを獲得し、
モデル雑誌『nicola』専属モデルとして活動を開始、2015年10月号から2019年6月号までの45刊のうち表紙を9回飾る。
2018年4月、京都学園高校に入学ご写真集『PROTO STAR 秋田汐梨 vol.1』リリース。
2019年9月号より『Seventeen』の専属モデルとして現在も活躍中。

TVドラマでは、『富士ファミリー』2017(NHK)、『僕たちがやりました』 第8話(関西テレビ・フジテレビ)、『セトウツミ』 第3話(2017年9月5日、テレビ東京)、『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』(2019年日本テレビ)、『ホームルーム』(2020MBS)に出演。

映画では松村沙友理が夢見弖ユメミ(ゆめみてゆめみ)役で出演した『賭ケグルイ』にハヤクながら和気屋喪部美役として出演する等のほか、
『惡の華」(2019年日公開)では佐伯奈々子役で玉城ティナとダブルヒロインを務め第44回報知映画賞新人賞にノミネートされる。

CMは日本マクドナルドやサントリー オランジーナ100等への出演がある。
また川口技研 イメージモデル、帝京大学「宇都宮キャンパス」イメージキャラクターも務めている

2021年3月26日より配信開始されるAmazonプライムビデオ『賭ケグルイ双(ツィン)』には 花手毬つづら(はなてまり)役で出演。

なお同番組には乃木坂46の生田絵梨花も三春滝咲良(みはるたき さくら)役で出演。

舞台は今回が初挑戦となる。

林翔太

林翔太のプロフィールよりの画像

出典元:Johnny's net

写真部顧問 坂本役

1990年2月8日生まれ、神奈川県出身。ジャニーズ事務所所属の俳優。
10歳でジャニーズ事務所に入所、ジャニーズJr.でM.A.D.、They武道、宇宙Sixのユニット・メンバーとして活動、ユニットメンバー脱退に引き続きJr.を卒業、ジャニーズ俳優として舞台を中心に活動している。

これまでの舞台出演には

『滝沢歌舞伎』(2016、2017、2018、ZERO、新橋演舞場)

『アンダースタディ』(2016年、銀座博品館劇場)
『二月喜劇名作劇場『喜劇 有頂天一座』(2018年、新橋演舞場 /大阪松竹座)

『Rodgers/Hart(ロジャース/ハート)』(2018年、DDD青山クロスシアター /松下IMPホール /神奈川・やまと芸術文化ホール)主演:リチャード役での舞台単独初主演。
『デルフィニア戦記?動乱の序章?』(2018年、渋谷区文化総合センター大和田)シェラ役。
『デルフィニア戦記?獅子王と妃将軍?』(2019年、シアターGロッソ)シェラ役。
『ソーホー・シンダーズ』(英語版)(2019年よみうり大手町ホール /森ノ宮ピロティホール /石川・北國新聞赤羽ホール /刈谷市総合文化センター アイリス /神奈川・やまと芸術文化ホールメインホール)主演のロビー役。
『リトル・ウィメン?若草物語?』(2019年、シアタークリエ) ローリー役。
『天使にラブ・ソングを?シスター・アクト?』(2019年、東急シアターオーブ)パブロ役。
『悪魔の毒毒モンスター』(2020年、大手町よみうりホール)
『女の一生』(2020年、新橋演舞場)野村精三役。
『EDGES -エッジズ-』(2020年、新国立劇場中劇場)。
『キオスク』(2021年、兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール /東京芸術劇場プレイハウス 他)主演・フランツ・フーヘル役。

2020年、NNNドキュメント'21『 “笑顔”の多い明日を行く 30歳のジャニーズJr.林翔太』(語り:有働由美子、制作:日本テレビ)で特集される。

梶原善(かじはら ぜん)

梶原善のプロフィール画像

父親役(杉山家か中谷家かは不明)

1966年2月25日生まれ、岡山県岡山市出身。

1985年にアルバイト仲間だった松重豊の紹介で、三谷幸喜が主宰する東京サンシャインボーイズの公演に参加して初舞台を踏む、その後も三谷作品には多く出演。

TVドラマ『古畑任三郎』シリーズ、NHK大河ドラマ『秀吉』や『平清盛』、映画『清須会議』などの出演で記憶されていることもあるが、スポット的な出演が多く、その数は膨大である。

「名前を聞いてもわからないが、顔は誰でも知っている」俳優の代表選手的存在で、それゆえ名脇役として数々のTVドラマ、映画、舞台に出演。

超クセ者俳優の甲本雅裕は同郷で高校時代からの友人。

TV-CMにも出演が多く、最近のものに「サントリー 伊右衛門プラス 」「エスカレーター篇」(あなたコレステロール、スルーしようとしましたね?)(2019年5月)での本木雅弘さんとの出演が記憶に新しい。

 

山中崇(やまなかたかし)

山中崇の画像

父親役(中谷家か杉山家かは不明)

1978年3月18日生まれ、東京都出身。妻は女優の西野まりさん。

彼もまた「名前を聞いてもわからないが、顔は誰でも知っている」俳優の代表的存在。

それほどに脇役としてのテレビドラマ、映画、舞台への出演が多い。

2013年、連続テレビ小説『ごちそうさん』『エール』(NHK)などにも出演しているが、代表作としなるインパクトのある役は特にない。

広告メディアでの露出は多く

NTT DoCoMo 、LION、マクドナルド、リクルート、トーヨータイヤ、富士急ハイランド、Panasonic、コカ・コーラ、サントリー、ケンタッキー、JR九州、LOTO6、日清フーズ、ベルメゾン、セキスイハイム、キヤノン、ヤクルト、ワコール、スカパー!、オートバックスセブン、日本郵政、奥村組、Honda、trivago、モスバーガー、AOKI、ドクターリセラ、フジテック等、多業種多企業の広告イメージやナレーション等でも出演している。

最近のTV-CMでは2021年、東京海上日動火災保険『ハナのハテナ「DAP」篇』(杉咲花さんと出演)が記憶に新しいところ。

乃木坂46との接点では過去に山下美月主演の『電影少女 -VIDEO GIRL MAI 2019- 第8・10話(5月30日・6月13日、テレビ東京、Amazonプライム・ビデオ』に高山監督役で出演している。

 



舞台『目頭を押さえた』とは?

PARCO STAGEまでの経過

物語の原脚本

この舞台作品は大阪府出身の劇作家、演出家で関西弁口語の台詞で上演する演劇ユニットiaku代表を務める横山拓也(よこやまたくや)氏のオリジナル脚本による戯曲になります。

また今回の演出は京都府出身で1992年に劇団「tsumazuki no ishi」を旗揚げした寺十吾(じつなしさとる)氏が新たに担当しています。

 

方言での上演

この舞台の背景は畿央地方の山間部という設定で、関西弁での上演にこだわる横山拓也氏の作品ということもあり、関西弁で上演されています。

 

過去の上演歴

2012年に大阪・ABCホールのプロデュース作品として初演。

2013年には原作者横山拓也氏の演劇ユニットiakuでオリジナルプロダクションを三重、東京で再演。

2018年1月に宮崎弁での舞台上演を行う「小松台東」(こまつだい・ひがし)の松本哲也演出で「関西弁」を「宮崎弁」に置き換えて、小松台東+演劇ユニットiakuで上演。

2018年7月、京都大学公認演劇サークル、劇団ケッペキにより上演。

 

過去の公演記録

初演はABCホール企画

『目頭をおさえた』初演のABCホール企画の印刷物

2012年大阪・ABCホールのプロデュース公演

公演記録
期間 2012/07/20 (金) ~ 2012/07/23 (月)
劇場 ABCホール
出演 金替康博(MONO)、緒方晋(TheStoneAge)、魔瑠(遊気舎)、野村脩貴(ルート):子役、

橋爪未萠里(劇団赤鬼)、松永渚、うえだひろし(リリパットアーミーⅡ)、七味まゆ味(柿喰う客)
脚本 横山拓也(売込隊ビーム)
演出 上田一軒(スクエア)

 

再演は三重、東京

『目頭を押さえた』再演時のチラシ等印刷物

2013年演劇ユニットiaku公演 オリジナル再演

公演記録
期間 2013/12/07 (土) ~ 2013/12/08 (日)
劇場  三重県文化会館

期間 2013/12/12 (木) ~ 2013/12/15 (日)
劇場 こまばアゴラ劇場

出演 金替康博(MONO)、緒方晋(TheStoneAge)、魔瑠(遊気舎)、

橋爪未萠里(劇団赤鬼)、松永渚、うえだひろし(リリパットアーミーⅡ)、七味まゆ味(柿喰う客)、野村脩貴(ルート)
脚本 横山拓也
演出 上田一軒

 

宮崎弁での公演

『目頭を押さえた』小松台東による公演の印刷物

2018年、小松台東+iaku公演

公演記録

期間 2018/01/30 (火) ~ 2018/02/04 (日)
劇場  サンモールスタジオ
出演 小川あん、納葉、緒方晋(TheStoneAge)、森谷ふみ(ニッポンの河川)、斎藤ナツ子、

村上誠基、櫻井竜、松本哲也(小松台東)
脚本 横山拓也(iaku)
演出 松本哲也(小松台東)

 

京都大学での公演

『目頭を押さえた』劇団ケッペキによる公演の印刷物

2018年7月、京都大学公認演劇サークル、劇団ケッペキ公演

公演記録
期間 2018/07/07 (土) ~ 2018/07/08 (日)
劇場 京都大学西部講堂
出演 木戸口将也、上中理瑚、桑木陽彩、小木曽遼、中村亮介、遠塚比奈、鈴木嵩久、鮫島美月
脚本 横山拓也
演出 牧野七海

 



 

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